フランス ニースにて活躍する、松嶋啓介シェフを宮崎にお迎えして、ガーデンテラス宮崎 レストラン フォレストで、ディナーを企画開催させていただきました。

 

なんと、宮崎でお料理するのは、初めてという松嶋シェフと宮崎食材との夢のコラボが実現し、34名のお客さまに参加していただきました。今回はJA日向さまの主催で、原木乾椎茸とEUへの輸出までカウントダウンの宮崎牛、宮崎の季節のお野菜をたっぷり使ったお料理を楽しみながら、松嶋シェフのヨーローッパでの日本や宮崎の食材の可能性のお話をお伺いするという、とても贅沢な企画だったのです。

松嶋啓介シェフのプロフィールをご紹介します。20歳で渡仏、28歳の時、本場フランスのミシュラン一つ星を獲得。(外国人最年少)同年、店名を「KEISUKE MATSUSHIMA」に改め、拡大オープンし、2014年の今も、9年連続ミシュラン一つ星を連続獲得中なのです。

松嶋啓介2th_

2009年6月には、東京・神宮前に東京で取り組む地産地消をテーマにした「Restaurant-I」〈レストランアイ〉オープンさせ、同店も2011年、2012年とミシュランにて一つ星を獲得。フランス政府より日本人シェフとして初めて、さらに最年少で「フランス芸術文化勲章」を授与されています。

松嶋シェフは、九州 福岡の太宰府のご出身ですが、なかなか宮崎に来る機会がない中、何度も何度も3年前から「宮崎に来て宮崎の食材で料理して欲しい」と誘っても、何度も何度も「いやだ」断られ、それでも松嶋シェフなら、なんと言ってくれるだろう?私たちにヒントや気づきをくれるのではないか?と感じ、お誘いしていました。そして同じように、何度も何度もモアツリーズの事務局長である水谷伸吉さんも「一緒に宮崎に行こうよ」誘っていただき、今回、遂に私たちの念願叶ったのでした。

ゲストの水谷さんには、モアツリーズのお話や宮崎の諸塚村との4年以上にもわたる様々な取り組みなどを乾杯のご挨拶と一緒に10分ほどいただきました。

 

今回のコース料理の内容は、以下の通りです。

ガーデンテラス宮崎 レストラン フォレストの料理長の橋倉シェフや柿原ソムリエにも、今回のイベントに関して、ずっと前から、深いご理解をいただき、ご一緒に親身になって、ご準備いただきました。

 

 

お料理が終盤に差し掛かった頃、松嶋シェフから、お客様へのメッセージをいただきました。それは、参加されている生産者や料理人さん、一般のお客様のハートを鷲掴みにしたのでした。

色々と来るまでにも宮崎が抱えている問題であったり日本の地方が抱えている問題を考えながら来て、今回はちょうど椎茸であったりとかヨーロッパでも和牛が解禁になったというのがあるのでそういったものを使いながら 少しなんか ヨーロッパや世界に対してローカルからどういう風に発信すればいいのかというのを食を通して皆さんに伝えること、まずおいしいということだけでなく 美食の世界は 多くの方に 食べた時に 何か未来をイメージさせることが美食の世界なので おいしい、おいしくないの必要だけどそれ以上に 食べたときに 「あ」と明日やこれからのことやこれまで自分がどこから来たかとか 食事を通して感じてもらうことが美食の世界だと感じているので、今日皆さんが食べていただいた中で僕の中では実は隠し事がありまして★メニューの中にうまみと薬味を全部入れました。これがニースのうまみと薬味であったり宮崎でしかうめないうまみと薬味を入れて。人間最終的に帰るところはふるさとの味だというところをフランス風にしながら、地元の食材を使いながら料理することで、少し何か皆さんにとって懐かしい味もあれば 食べたこと有る感じもあったかもしれません。

地方に行けば地域の社会は自分たちが生き伸びるために保存食を考えていて、保存食はだいたい発酵したりしているが日本でもヨーロッパでもそういうのが一杯あって、そういった中で地元の食材との組み合わせで人間・人格形成がここ々最近みていると「すごくあるな」と思いました。

きょうは自分がニースにいるのでニース風であったり感じてもらいながら・・ぼくは「宮崎は九州のニースだ」と人にいわれていたので、そういった経緯もあり、あえてニース風の料理を出す中で、みなさんのヒントになったのではないかと思います。

食は世の中を変えられる力がすごくあると思います。そして、今の世の中のゆがみは食のゆがみがたぶん多くのところがあると思います。多くの方がこれからどういう方向に進まないといけないかというのを、いろんな不安と不満の中で、生活していると思いますが、ひとつだけ見直していただきたいのは自分たちの足もとで。実は足元がものすごく自分たち自身がぶれていますし、自分たちが辿ってきた足元であったりとか、自分たちの家族が辿ってきた足跡をみると意外と未来を見るよりも、過去を見るほうが、次に進む行き方が見えるんじゃないかなと思うのです。これからどこに向かうのではなく、僕らがどこから来たかを食を通して学んでいただいて。

 

実は、普段多くを語らない松嶋シェフが思っていることを、真摯に語ってくださったので、私はとても深く感動しました。想いって本当に大事。ただ料理するだけでなく、深く深くその地域のテロワール(大地)や人や文化や、食材を考えて料理してくださったと思うと、胸が熱くなりました。

私は、さらに、宮崎の食材を料理した感想を最後にお聞きしました。

松嶋シェフは、「自分たちの食事にもっと自信を持ったほうがいいのではないかというのが率直な感想です。」すばらしい食材に囲まれているし、すばらしいものを食べていると思うし、宮崎だけでなく日本全国各地すばらしいものがあるので、自分たちの食材に、自分たちが信じてあげるという、自信を持つことが大事ではないのかなという風に思いました。

続けて、「食べているものを心から大切にしているのであれば、奇をてらったことをやるのではなく、もっと自分たちの食材や食べ方に自信を持つべきではないかなと思う。自分たちの文化を相手に伝える気持ちで、開拓することで、そういったことをやればいいのではないかと思っていました。」と。

今この、タイミングで、松嶋シェフに来ていただいて、本当によかった。私自身も、改めて原木椎茸のよさを伝えたいのか考えるきっかけになりました。また強い気持ちで、これから、みやざきの原木椎茸のプロジェクトに取り組めそうです。

そして、JA日向 福良組合長はじめ、原木椎茸のこのような素晴らしいイベントに携わらせていただき、catenaスタッフ一同、改めて心から感謝の気持ちでいっぱいでした。

この取り組みに共感し、ご参加いただいたお客様も、本当にありがとうございました。