フランスとドイツで反響を呼んだ

「食」のドキュメンタリー『千年の一滴 だし しょうゆ』

が2015年4月25日に公開されました。

【映画の概要】

この映画は、日本人が食とどう向き合ってきたのか、その歴史と風土を、根源から見つめ直そうとした作品です。行き着いたのが「だし」「しょうゆ」という2つのキーワード。

「だし」

「だし」は、雄大な自然から“うまみ”を抽出したもの。仏教の肉食禁止のもと日本人は肉に代わる“うまみ”を探し、カツオ節、昆布、干しシイタケを得ました。これらが一般化するのは江戸時代に入ってからの17世紀。いわば「食の革命」ともいうべきものでした。

この「食の革命」を追体験しながら、自然と日本人との関係を見つめます。

また「だし」をめぐる最新の食品科学の知見は、「だし」がいかに健康によく理にかなっているかを明らかにしており、「だし」を大切にすることが「和食」を守ることにつながることを教えています。

「しょうゆ」

「だし」が日本人と大自然との関係を描くのに対し、「しょうゆ」は日本人と「目に見えない自然」(ミクロの世界)との長く深い関係を見つめました。それは「カビ」による和食創成のドラマ。和食の“うまみ”がつまった調味料(しょうゆ・さけ・みりん・みそ)は、1種類のカビによって作られるのです。特撮を駆使したミクロの映像で、千年にわたって磨かれた職人たちの知恵を浮かび上がらせます。この作品に登場するのは、北海道の昆布漁の家族、椎葉村の焼畑農家 椎葉クニ子さん、鰹節・醤油・日本酒作りの職人たち、発酵のカギを握る商い“もやし屋”、禅寺で作られる精進料理、京都の料亭、そして赤ちゃんの初めての離乳食を鰹だしで作る母親 ― 。

観終わったあとは、ふだん何気なく口にしている和食が、まったく別の、愛おしいものに見えてくることでしょう。

【映画の概要】

千年の一滴 だし しょうゆ

制作・著作 : プロダクション・エイシア、NHK、Point du Jour、ARTE France

 2014年 / 日本・フランス / カラー / 100分 / HD 

国内配給: プロダクション・エイシ

 

*********************************************************************************************************

 

 

この映画を見て、出汁をひくということは、かけがえのない私達の財産であり、真の伝統を守ることへの意味を教えてくれます。

美しい映像もさることながら、原木乾椎茸の生産者として出演されている、椎葉村の焼畑農家 椎葉クニ子さんをはじめとする出汁やしょうゆなどの生産者の守り続けたものが、一滴の出汁にぎゅーと詰まっている繊細で奥深い伝統の技に、アツイ想いがこみ上げてくる素晴らしい映画です。

椎茸が産地である宮崎だからこそ、是非たくさんの宮崎の皆様&生産者さん、料理人さんに見ていただきたい!という思いで、

4月26日(日)柴田昌平監督舞台挨拶&みやざき原木しいたけ生産者の

トークショー開催することとなりました。

主催の日向椎茸研究会さま、そして会場となった宮崎キネマ館さまにも多大なるご協力を頂き、とても素敵なイベントとなりました。

映画上映の前には、原木しいたけの生産者の皆さんと、

乾椎茸出汁のふるまいと乾椎茸の販売を行いました。

皆さん、会場に到着するやいなや、

「下まですごい椎茸の良い香り!」と。

会場が椎茸の出汁の香りに包まれ、椎茸一色の会場となっておりました。

 s-P1300138

 とっても人気で、何度もおかわりしてくださるお客様もいたほどです。

「ほっとする〜」

「おいしい〜〜」

という声。出汁はやっぱり日本人にとって、

心の癒しになるものなんだなぁと改めて感じました。

乾椎茸を冷水でゆっくり戻し、カツオ、昆布を加えて、

塩と醤油で味を整えた出汁。

日本の三大旨味成分(乾しいたけ:グアニル酸、カツオ:イノシン酸、昆布:グルタミン酸)が力を合わせて、

単独より何十倍もの相乗効果をうみだすと言われています。

映画を見て頂いたあとは、いよいよ柴田昌平監督とみやざき原木しいたけ生産者のみなさんを交えてトークショーです*

どんな想いが映画に込められているのか、映画を撮ってる間の様々なエピソードをとってもフランクにお話してくださった柴田昌平監督。

柴田昌平監督とカテナ(株)代表 宮田理恵

緊張気味だった生産者の皆さんも素敵な笑顔で、大好きな椎茸のことをたくさん語ってくださいました。

左から、原木しいたけ茸蔵 黒木慎吾 さん

    田中椎茸  邊木園浩子 さん

    岡田商店  岡田光 さん

 

s-P1300182

当日来てくださったお客様からも一番おいしい食べ方や、こんな時どうしたらいいの?など質問が飛び交い、生産者の皆さんと消費者の皆様との輪がまた広がった気がしました。

 そして、「消費者のみなさんにおいしい椎茸を食べて欲しい」という

生産者の皆さんの熱い想いがまた一層、皆さんに伝わったのではないかと、

見ている私は、感極まりホロホロとなってしまいました。

また、当日は主催の日向椎茸研究会から会長というスペシャルゲストにもお越しくださり、皆様に椎茸生産の現状などをお話いただきました。本物そっくりの木製しいたけペンダントを身につけられていて、とっても素敵で私たちも欲しいと思ったくらいです。

s-P1300110

トークショー終了後も、出汁のおかわりや販売等、お客さまとの交流が続き、

とても楽しいイベントとなりました。

ご協力いただきました皆様、そして、お越しくださいました皆様、本当にありがとうございました***