2015年11月7日(土)に高等教育コンソーシアム宮崎様の主催で、講演会とパネルディスカッションが開催されました。県内の高校生と大学生、そして一般の方を含む130名の参加でした。タイトルは、フードビジネスをグローバル展開する宮崎らしく《消費者に「おいしい」を届けるために》IMG_5033 今回のご講演は、株式会社エー・ピーカンパニー社長の米山 久 様(写真左)。

塚田農場をはじめとする宮崎の食材を中心とする居酒屋を国内外に約250店舗、海外にも、シンガポール、サンフランシスコなどに展開していて、今後、北米、ハワイ、中国とグローバル展開しているのです。

起業されたとき、なぜ、「みやざき地頭鶏」だったのか。モノ【みやざき地頭鶏】だけでなく、生産 者の苦労等もふくめた【価値】を消費者に伝える工夫は?社員研修で、生産現場に直 接出向かせる意味は何か。店頭で宮崎を語ることができる従業員教育の狙いとは。 少子高齢化を迎え、国内消費が頭打ちになる中で、国外展開をしはじめた塚田農場の 次なる秘策は何か。

主に宮崎で学ぶ若い高校生、大学生に、先行き不透明な世の中で、ビジネスチャンスを掴むコツや可能性を語りかけていただきました。

久しぶりに米山社長の講演を聞きましたが、とにかくパッション、パッション!まだできる、もっとできるというエネルギーに満ち溢れていて、きっと若い方々のハートに響いたのでは?と感じました。

 

またその後、私のナビゲートの元、4人のパネラーに米山社長も加わりパネルディスカッションを展開しました。参加されたのは、以下の方です。

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●株式会社百姓隊社長/谷口寛俊様

・宮崎市内で生産から直売までを手がけている百姓隊は、宮崎県の黒川カボチャ等の在来野菜を手がける理念やこだわりから行っている活動や、「みやざき」というブランドの強みとは?という視点でお話しいただきました。学生さんたちが多かったので F1種と在来野菜の違いからお話しいただき、一般の方を含め現状を知り驚いている表情が印象的でした。

 

●シェラトンホテル総料理長/深水政信様

・県産食材を活用し様々な料理をカタチにして消費者に提供している深水シェフですが、国内・海外の消費者に商品を提供する際、大切にしているていることや、県産食材を活用した料理で、消費者に喜ばれたエピソード、これからの、あり方などをお話しいただきました。超高齢化社会にむけての介護食や、スポーツ選手のための食事などへの研究などもとても興味深かったです。

 

●株式会社くしまアオイファーム社長/池田誠様

・一見、甘藷という差別化が難しそうな商品において、おいもガールズという女性アニメのキャラクターをさつまいもの品種ごとにつくりキャラ設定し、新しい価値観で展開し、今や宮崎からアジアに輸出される甘藷の約半分は池田社長のところの甘藷というほど、海外展開で成功を勝ち取って来られています。多様化する消費者のニーズをいかに把握し、生産し加工・製造、販売することが必要になってきているのかお話しいただきました。

 

そして私からは、皆さんのお話をコーディネートしながら、apカンパニーでお繋ぎした生産者との数々のエピソードから、宮崎の食は宝の山で、やり方によっては、もっと付加価値をつけてビジネスにできるんだよ!というメッセージをこめて、西都の虹色ピーマンのお話や、焼酎のEU展開などのお話をさせていただきました。

 

私は、米山社長と出会ってかれこれ、もう8年くらいになりますが、こんなエピソードを語ったら、一晩では語りきれないほどの、数々の思い出があります。生産者と消費者に提案する伝道師がしっかりタグを組んでやるとこんなに強いんだとも。また視点を変えることで、こんなにも伸びるものなのかと感動してしまいます。

 

そして私が、学生時代に出会った大人たちにとても影響を受けたように、今日参加してくれた子供達の心にも、何か一つでも残ることや、響くものがあったらいいなと思いました。例えば、私は中学生の時に出会った雑貨屋さんの社長さんのお話を今でも時々思い出します。Parisで買って来た絵を、若草通で販売されていて、そのことを素敵だな〜と思って尋ねると、「あなたが素敵と思うものを、見つけてきて、宮崎の人に紹介してあげて。自分を信じるの。」「そのためには、自分の感じる素敵な本や詩や写真や絵をたくさん見て感じることが大切。」という言われた言葉が私の中に今も、ずっとあります。宮崎にいても世界と繋がれるんだ!って思った最初の出来事かもしれません。他にも、高校生の時にアルバイトした測量会社の社長さんに、「人の言うことや、どう思われているのか周りばっかり気にしていたら、やりたいことする前にずっこけるぞ!目の前のやるべきことに集中して、先を見とけ」と怒鳴られたことも。やりたいことを仕事にしている、自信に満ちた大人がキラキラ輝いて見えました。きっと、今回の講演会&パネルディスカッションの壇上のみなさんの愛のこもったメッセージと決意ともいえるこれからしたいこと!は、学生さんたちの心だけでなく、大人たちにも刺激を与えたのでは?と思っていました。

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今回の講演会に関しては、宮崎大学をはじめとする各大学や高校の先生や、県庁のみなさんのお陰で、このようなとってもいい会にすることができました。この場をお借りして、お礼を申し上げたいと思います。次回は、学生も参加型のワークショップ形式でしたいです。こうして、地域と学生が一体となって、できる仕組みができるともっと宮崎ってよくなるはずだと確信しました。